
いよいよ福山最後となるレースのファンファーレが場内に鳴り響きました。

ゲート入りの際にグラスヴィクターがゲートを嫌がりなかなか入りません。
この馬の枠入りが悪いのはいつものことですがこの日は特に嫌がります。
それはまるで「僕がゲートに入ってレースがスタートしたら福山けいばが終わってしまう」と言わんばかりの抵抗にも見えました。
しかし、枠入りも終わりゲートが開きスタートしました。

レースはスタートからクラマテングがいつも通りハナを主張するかと思われましたが、外からスルスルとホッカイキコチャン池田騎手が手綱を押して先手を奪います。

多くのファンの声援を受けながら10頭が1周目のスタンド前を通過していきます。

残り800mを過ぎてもホッカイキコチャンの逃げ足はまだまだ続く。
外から1番人気ビーボタンダッシュも前へ進出を開始しました。

最後の直線に差し掛かるもホッカイキコチャンの脚は止まりません。

このままホッカイキコチャンが逃げ切るかと思われたが外からビーボタンダッシュが強襲

残り50mで並びかけるもあっという間に交わしてビーボタンダッシュが優勝。

ビーボタンダッシュが1着でゴール板を駆け抜けてから10数秒後、クラマテングが最後にゴール板を駆け抜けました。最後のランナーにも場内からは「よく頑張った!」「お疲れ様!」と惜しみない拍手が送られました。

ゴール後、スタンド前でウイニングランをするビーボタンダッシュ&三村騎手

レースを終えた各馬もスタンド前を駆け抜けます。
サマースピードに騎乗した岡崎騎手は手を振ってファンの声援に応えました。
【ファイナルグランプリ 着順】
1着ビーボタンダッシュ 三 村 1:57.3 1人気
2着ホッカイキコチャン 池 田 1 7人気
3着アグリノキセキ 岡 村 6 6人気
4着フレアリングマリー 楢 崎 1/2 2人気
5着サバイヴアゲン 野 田 クビ 8人気
6着サマースピード 岡 崎 1・1/2 3人気
7着ウーシエンダー 山 田 1・1/2 9人気
8着グラスヴィクター 佐 原 9 5人気
9着キモンエンジェル 黒 川 6 10人気
10着クラマテング 嬉 大差 4人気

ファンの方に向かって口取りをするビーボタンダッシュ&関係者の皆さん
三村騎手はアラブ「最後の」レースとなったレジェンド賞、福山「最後」のレースとなったファイナルグランプリと、「最後」となるレースで勝負強い騎乗を見せてくれました。
ファイナルセレモニーについてはまた後ほど
他に南関東に行く騎手共々期待したいね。
三村騎手での一番の思い出となると、やはりあの時のブランキーニでしょ(笑)
あと、クラマテング、福山の看板馬が精根尽き果ててゴールする姿は福山競馬の終焉を象徴するかのようで何となく悲しいね
ブランキーニは古馬になってからは大きな活躍は無かったけど一回万馬券に絡んでくれた思い出があるな
クラマテングはきた時から強かったし名前も覚えやすいから早いうちから場内のじいさんでも知ってる馬になったね
この馬が休み明けの時に金杯が終わったあとの最終レースで万馬券とらせてもらったなぁ
3歳時は先行でも勝ってたけど
古馬になる典型的なスタミナタイプの逃げ馬になったね
さすがに交流レースでは苦戦したけど長い間看板をはっていた意味ではナムラベンケイよりもおも入れが強い人も多いと思う
福山記念を勝ってからはかなり脚元が悪くて佐原騎手が逃げをうった時に勝ったくらいかな
嬉騎手とのコンビでがんばってたけど代打で乗っていたさこちゃんとの菊花賞も良かったなぁ
長距離は滅法強かったけどマイル戦だとやや安定感に欠ける面があってオープン特別で負けるとしばしば超万馬券になってたね
三村騎手とブランキーニといえば、俺が主催した冠レースでブランキーニが断トツ人気してて鞍上が三村騎手。その時400勝にリーチがかかっていて、冠レースで400勝達成を期待したがまさかの敗退だった。表彰式のあいさつで三村騎手に400勝達成のお祝いの言葉とか用意してたのだが、予定が狂い即興のあいさつとなってしまった(笑)
クラマテングは、このまま引退でしょうか?
それなら最後に勝ったレースを観れて、良かったです。
C1あたりで走っていたはず。
馬主はサンバコールの馬主さんだったね
三原の乗馬クラブ…白竜湖の西R486沿いにあったところかな?