
長きに渡りアラブのオープンクラスを支えてきたユキノホマレ(牡8・田代厩舎)が4月15日の福山桜花賞7着を最後に引退することになりました。
3歳アラブ王冠勝ちで名乗りを上げると、福山大賞典を制覇、佐賀では並み居る強豪を抑えて西日本一の栄光を手に入れるなど、長距離戦線では敵無しの強さを誇りました。
しばらく不振が続いたものの三村騎手とのコンビで一変、3回目の福山大賞典制覇を成し遂げるとローゼンホーマ記念したが、その矢先に故障を発症し休養を余儀なくされ、秋に復帰を果たすも年齢による衰えと脚部不安には勝てず、現役引退を余儀なくされました。
この馬は2000m以上の重賞を6勝、ダート最長距離2600mの福山大賞典は3勝しており、この馬はまさしく長距離のスペシャリストと呼ぶに相応しい存在でした。
また1頭、アラブの勇者が競馬場を去っていきますが、この馬の勇姿は忘れません。
今後は青森県にある北里大学の馬術部の乗馬として余生を送るようです。
夢と感動をありがとう、ユキノホマレ。

引退レースとなった福山桜花賞での最後の勇姿。
ユキノホマレ父:ミスタージョージ 母:ユキノカツヒメ(ヒロタケスター)
所属厩舎:田代専二
主戦騎手:三村展久、楢崎功祐、岡崎準、嬉勝則
通算成績:76戦20勝(2着15回)
重賞勝鞍:'02アラブ王冠、'03,'04,'06福山大賞典、'03福山桜花賞、'03福山菊花賞、'06ローゼンホーマ記念、'03西日本アラブ大賞典(佐賀) 重賞8勝
4月22日17時01分追記なお,馬主・調教師の意向により残念ながら引退セレモニーは行わないようです。
posted by 草摩 at 23:29| 広島 ☁|
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